「基本的自尊感情」と「社会的自尊感情」を分かりやすく!
こんにちは!あみかです。
本日は「自尊感情」について、心理学での考え方をもとにお話します!
自尊感情は「自尊心」や「自己肯定感」、「自信」と同じと考えてもらって問題ありません。
この自尊感情は、「基本的自尊感情」と「社会的自尊感情」の2つに分けることができるのです。
難しい用語のような印象を受けますが、そんな名前はどうでも良いので、どんな2つに分けられるのかをお話していきます。
基本的自尊感情とは
まず、基本的自尊感情とは、自分を無条件に受け入れることで作られる自尊感情です。
「自分を受け入れる」というのは、「自分は生きていていい」「自分はこのままでいい、これでいい」と思えることです。
「無条件に」というのは、他人等と比べたりすることなく、また、何か「これができる!」という理由とかは関係なしに、ということです。
「別に理由があるわけでもないし、他の人より特別すごいわけじゃないけど、自分は生きてていいし、こんな自分で良い」という感情のことです。
社会的自尊感情とは
それに対して、社会的自尊感情とは、他人との比較や競争によって高められる自尊感情です。
こちらは「条件付き」で「相対的」な自尊感情です。
「勉強ができるから自分はすごい!」「他の人よりも営業成績が高いから自分が誇らしい」といった感情のことです。
2つの違いと関係性
つまり、この2つは、「条件があるかないか」「他の人や何かの基準と比べるか比べないか」という違いがあります。
そしてこの2つは、どちらかが不要なものではなく、どちらも重要なものです。
けれども、基本的自尊感情の土台のもとに、その土台の大きさに応じた社会的な自尊感情が形成されているとバランスが取れているとされています。
基本的自尊感情よりも社会的自尊感情の方が大きいと、グラグラしてしまいます。
つまり、「こんな自分で良いか分からないけれど、自分はスポーツは他の人よりもめちゃくちゃできるからすごい!」という自尊感情はバランスが悪いのです。
スポーツが前よりもできなくなったり、自分よりもスポーツができる人ばっかりの集団に入ったら、すぐに崩壊してしまいます。
基本的自尊感情と社会的自尊感情はどちらも大切なものですが、自分の自尊感情はどちらの方が大きいのか、今一度振り返ってみると良いかもしれませんね。
それでは、本日はここまでお読みいただきありがとうございました。