ぽっかぽか

自信がないと感じている方が少しでも楽になるように、自信をもって生きられるように、支援するブログを目指します。

発達障害者の苦手なお料理と工夫

こんにちは!あみかです。

 

発達障害がある人の中には、お料理が苦手な人がいます。

私はかなり軽い発達障害者ですが、お料理をしていると、やっぱり発達障害の傾向はしっかりあるんだなと自覚します。

 

【告白】私は発達障害者です。 - ぽっかぽか

 

 

発達障害のある人は、曖昧なものが苦手です。

お料理は、たとえレシピを見ても曖昧なものだらけなので、どうしても難しいのです。

 

 

よく「塩少々」が分からない、と言いますよね。

流石に1年1人暮らしをしているので、「塩少々」は覚えました。

 

小さじ5~6分の1ぐらいだと思っています。

(結局曖昧なままでは料理できていませんが)

 

 

今日は、発達障害者が実際にどのように困るのかをお話します。

 

※私は発達障害の中でも軽い方なので、発達障害者の料理の困りごとを代表するものではありません 

 

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困りごと一覧

 

小さなことですが、一覧と言えるほどたくさんあります。

基本的にレシピを見て作りますが、その際に困ることをお話します。

 

 

 

材料の量が曖昧

 

まず、野菜の〇gと書かれたものは非常に困ります。

 

「それ、何個使えばいいんだよ!」

と、イライラポイント1です。

 

重さ測るわけにもいきませんから。

 

だいたいでもいいから1つ何gか覚えたらいいのかもしれませんが、個数で書かれているレシピが多いので、そこまではしていません。

 

 

 

しかし、個数で書かれているものもそれはそれで困ることもあります。

 

「3個って書いてあるけれど、家にあるこのじゃがいもは少し大きいかな?大丈夫かな??」

などと心配になります。

 

たまに本当に大きいものを買ってしまうときもあって、何個に換算したらいいんだろうと悩みます。

 

 

また、お肉の量も場合によっては困ります。

 

〇gと書いてあっても、ピッタリのお肉って売っていないんですよね。

基本的に100g単位で、200gとか300gのお肉を買って100gずつ冷凍するようにしています。

 

けれども、そう都合よくいかず、190gなら200gでいいか、となるのですが、170gだったら、200gでは少ないかなと悩んだり・・・。

そこでかなりエネルギーを消耗しています(笑)

 

そして使うときも、お肉150gとか書いていたらその時点でそのレシピをやめようかという気分になります。

 

100gずつ冷凍してしまったら、半分では解凍できないので。

倍の量を作ってできたものの余った分を冷凍してもいいのですが、他の具材との兼ね合いもあり、難しいです。

 

 

焼く時間の長さ

 

「〇〇が△△になったら、次の具材を入れます」と書いてあるものが多いですが、たまに「しばらくしたら」と書いてあるものがあって非常に困ります。

 

しばらくがどのくらいなのか悩みます。

また、「△△になったら」というのが、「お箸が入ったら」くらい具体的だったらいいですが、「色が変わったら」というのは苦手です。

 

これって変わった?まだ?とか考えてたら焦げちゃう。

 

この作業をし終わったら次を入れよう、などと割り切るしかありませんが、ストレスやイライラが溜まっていきます。

 

 

具を足したり引いたりするのが難しい

 

レシピ通りに作るならば悩む必要はないのですが、そろそろ腐りそうな野菜があってどうしても足したい時があります。

 

そうすると、入れる野菜は全体の野菜の5分の1くらいだから、調味料も5分の1倍したらいいのかな?

 

無理無理!大匙にちょうど5分の1なんて足せない!

 

・・・といった具合に困ります。

 

 

また、レシピに書いていないので、どの大きさに切ったらいいのか、どのタイミングで入れたらいいのか悩みます。

 

そんなに悩むなら足すな!という話ですね・・・。

 

 

塩コショウの量

 

冒頭で、「塩少々」は慣れたと言いました。

 

けれども、「塩コショウ少々」には悩まされます。

塩と違って小さじとかで測れないので(逆に〇gと書かれても困りますが)、ものすごく曖昧なんですよね。

 

レシピに正確に書けないことは分かります、けれども、3回振るとか2回振るとか自分なりのルールを定めることもできていません。

 

けっこう料理によっても違うものなのでしょうか。

 

 

 

味見をすればいいのですが、味見も苦手で、味見したときには美味しいと感じても、実際に食べたときには辛いということがよくあります。

味見するときは熱いのと、少ししか食べないからでしょうか。

 

1人暮らしなので味見でたくさん食べてもいいんですが(笑)

 

 

それに、味見して仮に薄かったとき、何を足せばいいのかよく分からないので、レシピに忠実に作れた日は味見をしません。

 

 

 

お料理は戦い

 

こういったことに悪戦苦闘しながらも何とかお料理を頑張っています。

 

レシピが曖昧なときは、具材や焼き加減については他のレシピを検索して参考にすることもあります。

 

 

1回の料理にこんなことが続いたら、作るのを諦めるとまではいかないですが、作り終わったときに非常に疲れています。

だから、未だに1回の料理で1品ぐらいしか作れません。

 

お料理は戦いです。

 

 

同じ料理ばっかり作っていたらだんだんうまくなってくるし、自分で作ったのがおいしくできたら嬉しいので、楽しかったりもします。

 

 

お料理するのは週に2回ぐらいです。

それ以外の日は、親にもらった冷凍おかずを食べたり、レトルトカレーを食べたりしています。

 

だからいつまでたっても慣れないんでしょうか・・・。

 

 

発達障害者のお料理の心構えと工夫

 

とにかく、他の人と同じことはできない!と割り切る必要があります。

そして、最初から同じことはできないですけども、練習したらできるようになるということも重要です。

 

ちょっと人よりスタート地点が低かったり。

ちょっと人より成長スピードが遅かったり。

 

でも、確実に成長するんですから。

 

 

皆みたいに、ちゃんと一汁三菜作らなくてもいい。

いつまでもレシピを見ていてもいい。

時間がかかってもいい。

 

できるまで同じ料理に挑戦したら、ちゃんと上手になります。

曖昧なのは不安だけれど、自分で作れる楽しさを感じると、一つ苦手を克服できます。

 

レシピに忠実に、そして発達障害者らしく(?)同じ料理ばっかり作っていたら、大雑把な母よりもおいしく作れるようになった料理もあります。

 

発達障害者でも、お料理楽しんじゃいましょう!