根拠のある自信・根拠のない自信③ ~まとめ~
こんにちは!あみかです。
以前、根拠のある自信と根拠のない自信について、それぞれお話しました。
根拠のある自信は、根拠となる事実は能力と経験に大別できるというお話でした。
また、根拠のない自信は、自己肯定感とも似ているというお話をしました。
今回は、これらはどちらがどのように良いのか、またどちらも必要なのかについてお話していきます。
根拠のある自信の欠点
根拠のある自信は、能力や経験といった事実に基づいているので、揺らぐことなく強力なように思えます。
けれども、根拠となる能力や経験がその人にとって自身の根拠となるためには、その人の価値観と一致している必要があります。
また、これくらいできているから自分はこの能力がある方だ、この程度できるから自分はこの能力をそれなりに持っている、とそれぞれの人の中にある一定の水準に従って判断しています。
しかし、そういった能力を他者に否定されたり、自分よりも優れている人をみたら、自信をなくすかもしれません。
根拠となる能力や経験は何も変わっていないのに、他者に否定されたり、他者と比較することにより見方が変わってしまうのです。
このように根拠のある自信は、根拠となる能力や経験は事実なので変わりませんが、その見方が変わることにより根拠ではなくなるという危うさを持っています。
それぞれの長所・短所
では、根拠のある自信に頼るのはよくないのでしょうか。
そんなことはありませんね。
根拠のある自信というのは、事実に基づいているので、強力であることは確かです。
また、もっと自信を付けたい!と思ったときに、一番早く確実に自信を付けられるのは、根拠のある自信を高めることです。
いつかやろうと思っていたけれど勇気なくてできなかったことにチャレンジする、努力して何か成果を出す、などの方法があります。
挑戦するだけで、経験という根拠を得られるかもしれませんし、努力して得た成果は自信となる根拠になるかもしれません。
仮に成果が出なくても、本当に一生懸命努力したら、その経験が自信になるでしょう。
このように、努力は必要ですが、逆に言えば自分の努力次第で左右できる自信ということになります。
そういう意味では、根拠のない自信を高めるのは少し難しいです。
根拠のない自信とは、自己肯定感とも似たものです。
自己肯定感を高めるには、いろいろな方法が世の中にありますが、どれも絶対に高まる物ではありません。
また、そう簡単でないものも多いです。
しかし、自己肯定感と言うのは何かがあってもそう簡単に崩れるものではありません。
根拠のない自信は、盤石な自信なのです。
つまり、根拠のある自信は、高めやすいという長所があり、些細なきっかけで崩れてしまいやすいという短所があります。
そして、根拠のない自信は、自信を支える盤石な土台になり得るという長所があり、努力しても高めにくいという短所があります。
そして、このどちらもそれぞれ必要なのです。
イメージとしては、根拠のない自信が土台となり、根拠のある自信がその上に乗っかるかたちです。
根拠のある自信、根拠のない自信、それぞれ高めていきたいですね。