より深い自己受容への取り組み方!ノートに書いて自分を受容しよう。
こんにちは!心理学を学んでいるあみかです。
本日は、自己受容の意味と方法についてお話します。
自分を受容することで、とても楽になると思っています。
自分の思いを否定し続けるのはしんどいことです。
できることならば、等身大の自分を見つめて、それを受け入れて、生きていきたいですよね。
私は最近、自信を持つことよりも、自分を受容することの方が大切なんじゃないかと思うのです。
ですから、自己受容について、本日はお話します。
自己受容とは?
自己受容とは何でしょうか。
よく言われているのは、「自分をありのままに受け入れる」ことです。
しかし、これでは誤解を与えるのではないかと思うので、少し文言を付け加えます。
自己受容とは、「自分の本当の思いをありのままに受け入れること」なのです。
事実や、自分がそう思っている事実を受け入れるだけでなく、それに対する自分の本当の感情を見つけ、それを受容することが大切です。
それが、本当の、等身大の自分を受容するということなのだと思います。
ノートに書いてみよう。
では、実際にノートに書いて自己受容に取り組む方法をお伝えします。
手順は、
①自己受容したいテーマを決める
②テーマに対する本当の思いを見つける
③本当の思いを受容する
の3段階です。
ノートには、きれいに書こうと思わずに、好きなように書きましょう。
自分しか見ないものですので。
好きなように書くことで、自信がない部分は字が小さくなったり、強い思いは筆圧が濃くなったりして、そこからも発見が生まれます。
ノートに書く理由は、あとから読み返すことができるようにするためです。
半年前の自分はどんなことを考えていたのか、振り返ることができます。
同じテーマについて何度か書いていることに気づくかもしれません。
そして、同じテーマでもその時々で考え方は変わっているかもしれません。
本当の自分を知り、それを受容するためのノートとなります。
それでは手順について、具体例を使いながら説明します。
①自己受容したいテーマを決める
まずは、テーマを決めます。
自分が最近一番気がかりなことにするとよいでしょう。
または、すでに決まったテーマがあるからこそ自己受容に取り組みたいと思ったかもしれません。
ここでは、「先延ばしがちな自分」をテーマとします。
②テーマに対する本当の思いを見つける
では、ここからが本番です。
テーマに対する自分の本当の思いを見つけていきます。
思いついたことから、ちょっと違うかな?と思ったことでも否定せずに、何でも書いていきます。
最初は浅く、徐々に深く考えていきましょう。
書いた言葉がなんか違うな、と思ったら、それは消さずにその下によりしっくりすることを書きます。
これだ!と思うまで、書いていきます。
一言で言い表す必要はありません。
では、具体例を書いていきます。
「自分は先延ばししがちだな」
「先延ばしをする自分が嫌なんだな」
(ちょっと違和感があるな…先延ばしをする自分が嫌なのか?)
「別に嫌ではない。したっていいじゃないか」
「だって最終的には何とかなってるから」
「そりゃ先延ばししない生活には憧れるけど、どうせ無理だから…」
一通り思いが出てきたら、出てきた思いを振り返ってみます。
「そうか。憧れの気持ちと諦めの気持ち、それから別にいいやんと思う気持ちもあるんだな」
「でも、やっぱり先延ばししない人になりたいな…」
「そんな自分がもどかしいんだね。」
(うん、そうだ!先延ばしをしたくないけど、できなくって、それでいいやんとさえ思って、出も先延ばしをしたい…そんな自分がもどかしいんだ)
この例では、少々中途半端なようにも思いますが、納得できて、なんだかスッキリしたので、ここで終わります。
自分が納得できたりスッキリしたら終わりです。
③本当の思いを受容する
さて、一応この段階を設けていますが、本当の思いを見つけた時点でほとんど受容できていることが多いです。
「そうなんだ、もどかしかったんだ」と思えたら、それはもう受容です。
1つ付け加えるならば、このように、受容は「~なんだね」「~だったんだね」という文言になることが多いです。
「そんな自分がもどかしかったんだね」「うん、そうそう」という感じに。
最後にノートに、一番しっくりくる言葉を書いて、終わると良いかもしれません。
自己受容の効果
さて、ここまでノートに書いて、何も解決していない!と思うかもしれません。
しかし、自己受容とは、問題解決の方法ではないので、それでいいのです。
「先延ばしをする自分が嫌だ!」という思いから、「自分は先延ばしをしていて、治したいとは思うけども難しくて、もどかしいんだな」という思いに変化しています。
自己否定の感情から、自分を中立的に見た理解に変わっているのです。
先延ばしが嫌だという思いのまま、それを直そうとするのでは、自分の本当のところを見ていません。
先延ばしをする自分を否定し続けているのです。
自己否定の感情から何かを克服しようとするのは、強いモチベーションにはなりますが、とてもしんどいものです。
もちろん何とか直そうとして直れば、それはそれで良いでしょう。
自信になるかもしれません。
けれども、自分のできていないところ全てを治すなんて不可能です。
それに、本当は直したいと思っていないかもしれません。
ですから、そういったときに、受容するというのは役に立つのです。
「あ、自分はこれはできないんだな」
それ以上でもそれ以下でもありません。
できないことが悪いとか良いとかではなく、ただ、自分はそうなんだと受容するのです。
それを克服したいな、という気持ちが芽生えたら、そのときそれに取り組めばいいと思います。
でもそうじゃなければ、「今はしたくないんだな」と、その感情を受容しましょう。
自分を受容するとは、深いところ、本当のところを理解し、そうなんだと受容することです。
ノートに書く方法、ぜひやってみてください。