ぽっかぽか

自信がないと感じている方が少しでも楽になるように、自信をもって生きられるように、支援するブログを目指します。

【自信とは何か】自信・自尊感情の様々な定義・意味を調べつくし、徹底解剖します!

こんにちは!自信を研究しているあみかです。

 

「自信」には、様々な定義があります。

研究者によって千差万別ですし、本やサイトでも、人によって違います。

また、「自尊感情」や「自己肯定感」を同じ意味と捉えるか、異なる概念だと捉えるかも人によって違います。

 

以前、当ブログ「ぽっかぽか」での自信の定義も定めておりますが、それが「正解」というわけでもありません。

 

 

そこで本日は、どれが良い・悪い関係なしに、様々な定義を調べつくし、羅列していこうと思います!

 

調べる出典としては、辞書、心理学の専門書、一般書、心理論文を対象にします。

用語は、「自信」「自己肯定感」「自尊感情」「自尊心」「自己肯定意識」が対象です。

 

手元にあるものやインターネット上で調べられるものの中から、あまりに同じものは省いてご紹介します。

 

  

辞書では

 

「自信」とは、自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。

大辞林 第三版(三省堂) 

 

 

心理学の専門書では

 

自尊感情(self-esteem)」とは、 自分自身をよしとして受け止め、肯定的に感じること。

心理学(新版) New Liberal Arts Selection有斐閣

 

自尊感情」とは、自己の価値や能力に対する評価的な感じ方である。その肯定的な感情は「自尊心」、否定的な感情は「劣等感」と呼ばれる。

教職ベーシック 発達・学習の心理学 [改訂版](北樹出版

 

「自己評価」とは、自己に関する比較的変化しにくいイメージ(自己概念)に対する評価であり、「自尊心」とは、自己評価への本人の受容度である。

健康とくらしに役立つ心理学(北樹出版

 

 

一般書では

 

「自己肯定感」とは、自分を大切にする気持ち。

自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法(大和出版)

対人関係療法を専門とする精神科医が執筆した本ですが、 一般向けなのでこちらに分類しました)

 

自尊感情」とは、自分には価値があると思える感覚 

何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書(SBクリエイティブ

 

 

心理学の研究者は 

 

自尊感情」とは、自己に対する肯定的または否定的態度である

Rosenberg,1965(自尊感情を測定する質問項目を作った人)

 

自尊感情」とは、人々が自分のことを好ましいと思ったり、自分を有能だと信じたりする程度を反映した自己の評価的側面である

Zeigler-Hill,2013

 

「自己肯定意識」とは、自己の態度が好ましい、あるいは望ましいと評価することである 

平石,1990 

 

自尊感情」とは、自分がかけがえのない存在であることを自覚すると同時に、自分自身に価値を見出したり自分自身を尊重する感情である 

松岡・押澤,2001 

 

 

まとめ

 

さて、後半の論文は少々言葉が固くて読みにくかったかもしれません。

ここからは、これらをまとめていきます。

 

似たものをまとめていくと、大きく3つに分けることができました。

順にご紹介していきます。

 

 

  • 「自分に価値があると信じる気持ち」

「価値を信じる」「価値を評価する」「価値がある」「価値を見出す」といった文言をまとめたものです。

 

  • 「自分を尊重する気持ち」

「自分を尊重する」「自分を大切にする」「かけがえのない存在だと自覚する」といった文言をまとめたものです。

「かけがえのない」というのは、「かわりになるものがない。このうえなく大切な」という意味ですので、「尊重」と同じ意味だと分類しました。

 

  • 「自分が好きだという気持ち」

「好きだと感じる」「肯定的に感じる」といった文言をまとめたものです。

 

 

3つの気持ちの関係

 

「価値がある」「尊重する」「好き」という3つの気持ちの関係を考えます。

ここからは私の主観が入ります。

 

この3つの気持ちは、どういった関係なのでしょうか。

並列の関係でしょうか。

私はそうではないように思います。 

 

自分には「価値がある」から、そんな自分を「尊重」したり、「好き」だと感じたりするのではないかと思うのです。

「価値」が先で、その結果「尊重」や「好き」に至るという考えです。

 

以前、このブログでは、自信を「自分が自分で良いと思えること」と定義しました。

この「良い」と思う感情も、「自分に価値があると信じる気持ち」から生まれてくるものです。

 

つまり、大本の「自信」の意味自体は、「自分に価値があると信じる気持ち」だと考えてよいのではないでしょうか。

 

 

「価値」とは

 

さらにもう一つ、今まで触れなかったことに触れます。

「価値」というのは、様々ある価値の中でも、「存在価値」のことだと考えています。

 

自分には存在価値があるから、赤ちゃんの頃の自分にも、今の自分にも、年老いて認知症になってしまった自分にも、バリバリ仕事をこなす自分にも、仕事を首になった自分にも、自分というだけで価値がある、そんな意味だと考えます。

 

存在価値の反対の価値には、「条件付きの価値」があります。

例えば、「自分は頑張っているから人として価値がある」というのが条件付きの価値です。

「頑張っている」という条件が満たされている場合にのみ価値があるということです。

その場合、何らかの理由で頑張れなくなったら、自分に価値がなくなります。

 

「自信」に相当するのは、「存在価値」のことだと考えます。

 

 

総まとめ:自信の定義

 

というわけで、最後に総まとめとして、もう一度、自信の定義です。

 

「自分には(どんな自分であっても、存在)価値があると信じる気持ち」

調べた結果、これが「自信」の意味だと結論付けられます。

 

これだけ調べたのに、最終的には「自信」の字面から誰もが考えつくような結論に至りました(笑)

 

それでは!見ていただきありがとうございました!

 

おかしいな、この記事は調べて羅列するだけのつもりだったのに定義ができてしまった…。

これは先日定めた当ブログの自信の定義を早速更新しなければ。