根拠のある自信・根拠のない自信②
こんにちは!あみかです。
少し飛びましたが、前回根拠のある自信・根拠のない自信① - ぽっかぽかという記事を投稿しました。
今回はその続きで、根拠のない自信についてお話します。
根拠のない自信とは
根拠のない自信とは、「自分にとって根拠となり得るものがなくても、なぜかわからないけれど自信がある」という種類の自信だと考えています。
絶対的な自分への信頼感です。
根拠となるかどうかというのは、自分の価値観に従っていますが、結局それが周囲よりも高いか低いかで判断しているので相対的です。
テストの点でも、平均点が30点なら多くの人は60点を取ると嬉しいし自信に繋がる可能性がありますが、平均点が90点では落ち込むかもしれません。
以前が40点だったら、60点になったら嬉しいかもしれませんが、結局は過去の自分との比較です。
それは全て相対的で、それを追っている限り上へ上へ行かなければいけません。
そういう意味で、根拠のない自信というのは絶対的な自信なのです。
また、自分の存在への自信ということもでき、そう考えると自己肯定感とも似ています。
自己肯定感とは、自分の存在や自分そのものを肯定する感情です。
根拠なく自分を信頼するのですから、根拠のない自信とは自己肯定感と同じかもしれません。
どのように身に付くのか
では、根拠のない自信を強く持っている人は、どのように身に付けてきたのでしょうか。
養育環境
1つ目は、養育環境です。
親や学校の先生などからどのように育てられてきたかということですね。
よくある「褒めるとことは褒めて叱るところは叱る」というのは、しつけの手段としては効果的かもしれませんが、褒め方には注意が必要です。
上手くできたときや頑張っているときだけ褒めると、子どもは上手くできる自分や頑張っている自分にしか価値はないと感じます。
失敗したとき、しんどくて頑張れないとき、遊んでいるときには、自分に価値がないように感じてしまいます。
これでは根拠のない自信や自己肯定感は育ちません。
そういった意味も含めた良い環境で育てられると根拠のない自信は身に付きます。
友人環境
友人関係が上手くいっているか、今までに上手くいってきたかどうかは根拠のない自信に大きく影響します。
つまり、過去に友人からどれだけ受容されたか、どれだけ承認されたか、という経験が重要です。
自身の見方・認知
ここまで、親・友人という自分以外の他人による影響をお話しました。
それでは、良い他人に恵まれなかったら根拠のない自信を身に付けることはできないのか、ということになります。
実際、環境の要因は大きいですが、自分で努力することはできます。
それが、自己肯定感や自己受容の身に付け方と共通してくるところです。
そういう自信の高め方というのは、おそらくたくさんの種類があるでしょうし、どれが効果的なのかもはっきりしません。
例えば、日記というものがあります。
今日、楽しかったことや嬉しかったことをいくつか書く、というのを聞いたことがありますが、それも見方を変える練習だと思います。
また、自己受容の練習に、嫌なことがあった時に、「〇〇が嫌だったんだね」と自分で自分に語りかけるというものもあります。
更に、時間やお金はかかりますが、自信への見方や認知を変えるには、心理カウンセリングは有効です。
カウンセリングによって、他の見方を知ったり、他者からの受容経験を積むことができます。
まとめ
最後に、根拠のない自信についてまとめておきます。
まず、根拠のない自信とは、なぜかわからないけれど自信があるという状態で、絶対的な自分への信頼感ということです。
自分の存在への自信とも言えます。
そしてそれは、自己肯定感や自己受容とも似ています。
このような根拠のない自信は、養育環境や友人環境によって身に付いていきます。
この記事では詳しくはお話しできませんでしたが、自分で見方や認知を変えることにより身に付けることもできます。
以上、根拠のない自信についてお話しました。