【自信の育て方】アサーション・トレーニングで自分を大切にして自信を育てよう!
こんにちは!自信育成支援家を目指すあみかです。
本日は、自分を大切にして、根拠のない自信を育てる方法をご紹介します。
早速ですが、「アサーション・トレーニング」「アサーティブ」という言葉は聞いたことがありますか?
自分も相手も尊重する自己主張の方法をアサーションといいます。
アサーティブなコミュニケーションを身につけることで、自分を大切にすることができ、それが根拠のない自信に繋がります。
この記事では、アサーションの意味やその訓練の方法をご紹介します。
アサーションとは?
アサーションとは、英語の「assertion」が元になっています。
主張、断言、断定といった意味です。
ここで言うアサーションは、自分も相手も尊重した自己主張・自己表現のことですので、英単語の assertion とは少し意味が違います。
3つの自己主張の方法
自己主張の方法には3種類あり、アサーションはそのうちの1つです。
他に、ノンアサーティブ(主張しない)タイプとアグレッシブ(攻撃的)タイプがあります。
順にお話します。
ノンアサーティブ(主張しない)タイプ
1つ目は、ノンアサーティブタイプです。
これは、自己主張をしない・できないタイプで、言いたいことがあっても言えません。
気持ちを抑えて、我慢してしまいます。
例えば、人に頼まれたときに、本当は忙しいから引き受けたくなくても、引き受けてしまうというのがノンアサーティブタイプです。
これは、自分を大切にしていないタイプです。
アグレッシブ(攻撃的)タイプ
2つ目は、アグレッシブタイプです。
攻撃的に自己主張してしまいます。
忙しいときに何か頼まれたとき、相手の事情を全く気にかけずに自分は忙しいから無理です!と突っ張ってしまいます。
これは、相手を大切にしないタイプです。
ノンアサーティブタイプの人に自己主張をするように言うと、しばしばアグレッシブになってしまうことがあると心理学の研究で分かっています。
アサーティブ(適切な主張)タイプ
最後に、3つ目がアサーティブタイプです。
相手と自分の両方を大切にするタイプです。
忙しいときに何か頼まれたときには、相手のことも考えながら、自己主張をします。
- 「今忙しいので○○が終わったらできますが、よろしいですか?」
- 「〇日だったらできます。○○を〇日までに終わらせないといけないのです」
- 「それはあなたの仕事なので、毎回は引き受けられません。苦手な部分があるのなら、そこだけ手伝いましょうか?」
このように、相手を傷つけないように、でも自分の状況や気持ちを素直に表現するタイプです。
アサーション・トレーニングのポイント
では、アサーティブに自己主張ができるようにするためには、どうすればいいでしょうか。
そのポイントは、DESC法にまとめられています。
DESC法とは、Describe(状況を描写する)、Explain(気持ちを説明する)、Specify(提案をする)、Choose(選択を促す)の頭文字を繋げたものです。
それぞれ具体的に解説します。
Describe(状況を描写する)
1つ目のポイントは、状況を描写することです。
先ほどの例では、
- 今忙しい
- 〇日までに○○を終わらせないといけない
- それはあなたの仕事
- 毎回頼まれている
これらが当てはまります。
まずは、状況や事実を客観的に伝えましょう。
Explain(説明する)
2つ目のポイントは、気持ちを説明することです。
自分の気持ちを正直に伝えます。
しかし、感情的、攻撃的にきつくならないようにしましょう。
先ほどの例では使いませんでしたが、いくつか例を挙げます。
- (相手が遅れてきて)心配した
- 疲れている
- (無理難題を頼まれて)困ってしまう
- (遅い時間の長電話で)そろそろ眠たい
Specify(提案をする)
3つ目のポイントは、提案をすることです。
自分がどうして欲しいのか、具体的に伝えます。
先ほどの例では、
- ○○が終わったらできます
- 〇日だったらできます
- 苦手な部分があるのなら、そこだけ手伝います
これらが当てはまります。
もちろん、毎回頼まれているからもう二度としたくないならば、「もう手伝えません」というのもOKです。
(その場合、状況や気持ちの説明をより丁寧に行ってくださいね)
Choose(選択を促す)
4つ目のポイントは、選択を促すことです。
3つ目の提案が受け入れられた場合、受け入れられなかった場合の自分の行動や気持ち、あるいは代案を伝えて、相手に選択を促します。
これも先ほどの例では使いませんでしたが、ここで例を紹介します。
- 〇日でいいのなら、△日には終わります(OKの場合の自分の行動)
- どうしても先にしてほしいのなら、後で○○を手伝ってほしいです(断られた時の案)
- ○○が終わってからならじっくり取り組めます(OKの場合の自分の行動)
- もしダメなら、自分から○○さんにお願いしてみます(断られた場合の代案)
- (こちらがお願いした時)あなたに意見いただけたらこんなに嬉しいことはないです。今度何か手伝います(OKの場合の自分の気持ち、行動)
このように、受け入れられなかった場合、受け入れられなかった場合の結果などを伝えて、最後に選択を促します。
まとめ
本日は、アサーションの意味と、アサーション・トレーニングのやり方をご説明しました。
実践できそうな感覚はありますか?
プライベートでも、お仕事でも、ぜひ使ってみてください。
アサーティブに主張すれば、絶対に受け入れられるというものではありません。
むしろ、受け入れられることを目標にするのではなく、きちんと自分を大切にして、相手も大切にして、言いたいことを伝えられたらそれでOKです。
「受け入れられたらいいな」という気持ちでやってみてくださいね。
最後にポイントをまとめます。
☆アサーションは自分も相手も尊重する自己主張の方法
①Describe:状況や事実を客観的に伝える
②Explain:自分の気持ちを(攻撃的にならずに)伝える
③Specify:提案する
④Choose:選択を促す
ぜひやってみてください♪