根拠のある自信・根拠のない自信①
こんにちは!あみかです。
以前から自信に関連する記事をいくつか書いていますが、また新しく考えがまとまりました。
の記事にも少し書きましたが、自信には「根拠のある自信」と「根拠のない自信」があります。
根拠のある自信というのは、過去経験などに基づいた自信、根拠のない自信というのは、なぜかわからないけれど、特に理由はないけれど自信がある、ということです。
今回は、根拠のある自信の「根拠」について 詳しくお話します。
※「自分自身に自信がある・自信がない」というお話です。
「〇〇する自信がある」という意味の自信のお話ではありません。
根拠のある自信の「根拠」とは
自分自身に自信があるとか、自信がないというときそれらは基本的に過去経験に基づいています。
今までの自分の人生経験を振り返って、総合的に評価しているのです。
それが主に根拠のある自信となります。
能力と経験
〇〇したことがある、〇〇できた、〇〇する能力がある・・・
という経験がたくさんあると自分に自信を持てるのです。
能力というのは現在の状態ですが、基本的には過去の努力の結果です。
自信の根拠となり得るものには、そういった能力と経験の2種類があると思います。
能力は過去から培ってきた現在の力。
経験は過去に達成した経験・努力した経験。
達成できなくても、何度も失敗した経験というのは場合によっては努力した経験になるかもしれません。
個人的能力と社会的能力
また、能力には個人的能力と社会的能力があると考えます。
個人的能力とは、学力、運動能力、PC能力、音楽能力、絵画能力・・・といった一人でできるスキル。
そして社会的能力とは、コミュニケーション能力、マナー・礼儀・・・といった他者とのかかわりに関連のあるスキル。
(想像力や社会経験が貧弱で碌な例えが出てきません・・・)
このように大別できます。
また、経験も個人的能力によって得た経験(例:テストで高得点を取った!)、社会的能力によって得た経験(例:初対面の人とフレンドリーに話せた!)があると思います。
ちなみに、友人や信頼できる人の数や親しさなども自信に関連があると思いますが、現在の状態という意味では一応能力に入るかなと思います。
この辺りはまだまだ考えが不十分です。
このように、個人的能力や個人的能力による経験、社会的能力や社会的能力による経験を合わせて、「個人的―社会的」と分類することができます。
私は、このどちらもあった方が良いのではないかと思います。
何かの達人のような人は、個人的能力ばかり優れていても、その圧倒的な能力により盤石な自信を得ている人もいるかもしれません。
また、個人的能力がなくても人間関係が上手くいっていれば世渡り上手で楽しく過ごしているかもしれません。
けれども、人によるとは思いますが、こうした人も自分の個人的能力に自信がなければ、なんだか薄っぺらい自信なのではないかと思います。
事実(主観)と他者からの評価(客観)
ここまで、こんな能力がある、こんな経験をしたという本人が感じている主観のお話をしました。
けれども、他者からの評価が自信の根拠になることもあります。
例えば、PC能力について自分は何も思っていなくても、他者から褒められると嬉しくなるでしょう。
「自分には、他者に褒められるほどのPC能力がある!」と思ったら、それまでは自信の根拠にならなかったPC能力が、突然自信の根拠になることもあります。
逆に、自分は自信を持っていた能力を他者に「その程度か」とけなされると、自信を失うかもしれません。
そういう意味で、他者からの評価は根拠となる事実を力強く強化したり、逆に弱めたりすることのある重要な要因です。
「根拠」の基準
ここまで、根拠にはどのような側面があるか、どのように分類できるかお話してきました。
けれども、根拠というのは、どこからが根拠となるのでしょうか。
例えば、分かりやすい学力を例に挙げます。
学校のテストで100点を取らないと自信にならないのでしょうか。80点でもいいのでしょうか。
100点なら自信に満ちて、80点なら80点分の自信になるのかもしれません。
そうしたら、80点の場合は、100点の場合の8割しか自信が得られないのでしょうか?
そんな単純な話ではありませんよね。
ある人は80点でものすごく喜び、大きな自信につながるかもしれません。
またある人は100点を取っても、別に嬉しくもないかもしれません。
これは過去経験や他者(親など)からの評価による価値観が人それぞれだからだと考えます。
根拠となる事実が根拠となり得るかどうかというのは、その人の価値観によります。
そのため、根拠のある自信の高さを決めるのは、価値観に一致する能力や経験をどのくらい得ているかどうか、ということです。
まとめ
ここまで様々なお話をしてきたので、簡単にまとめます。
まず、自信の根拠となる事実は能力と経験に大別できます。
また、それぞれを個人的なものと社会的なものに大別できます。
そしてそれらが自信の根拠となるためには、価値観に一致している能力が高い必要があります。
というわけで、長くなりましたが、今回はこの3点をお話しました。
次回は、根拠のない自信についてお話します。