子どもの自尊心を高めるために親ができること
こんにちは!あみかです。
このブログでは、自信について何度かお話していますが、今日もそのお話です。
子どもの自尊心を高める方法についてお話します。
自尊心と言うのは、大人になっても子ども時代に形成されたものを強く引きずっています。
そのため、大袈裟ですが、子ども時代に高い自尊心を形成することが、その人の人生においても大切です。
自尊心(=自尊感情)というのは心理学にある用語で、自信という用語は心理学にはありませんが、ここではだいたい同じものと思っていただければと思います。
ちなみに、この記事の内容は、私が大学の心理学部生としてレポートに書いたものから流用させていただいています。
そのため、大学のレポートにかけるくらいきちんと根拠のある内容ですよ!
それでは、早速お話します。
子どもの自尊心を高めるために親ができること
子どもの自尊心の形成には、親や学校が大きくかかわっていますが、まずは親の影響のお話をします。
まず、自尊心が高い子どもの両親は、高い自尊心を持っていて、子どもに関心を持ち、子どもの態度・行動に対して受容的で、子どもを尊重しているという報告があります。
自尊心が高い親の子どもは自尊心が高いというのは、納得できるお話です。
そして、以前私は自信には「根拠のある自信」と「根拠のない自信」の2種類から構成されているというお話をしました。
子どもに関心を持ち、受容的で、子どもを尊重するというのは、その中でも根拠のない自信を形成するのに役立ちそうですね。
根拠のない自信というのは、簡単には崩れることがないけれど、簡単に高めることもできない、そのためにより強力な自信です。
そんな根拠のない自信を高めるために、子どもに関心を持ち、子どもを尊重して、受容的な態度を取るよう心掛けたいですね。
また、別の研究でも両親の暖かさや受容が子どもの自尊心を高めるという報告があります。
子どもに関心を持ち、子どもを尊重するような態度と言うのは暖かい親と言い換えることもできるので、同じようなことを言っています。
「関心を持つ」「尊重する」「受容的である」とは
さて、「関心を持つ」「尊重する」「受容的である」とはどういうことでしょうか。
関心を持つというのは何となくわかりますね。
積極的に話を聞いたり、子どもの年齢にもよりますが、一緒に遊んだり勉強を見たりするといったことでしょうか。
ネグレクト=育児放棄の逆とも言えます。
一緒に遊んだり勉強を見たりすると言っても、単に一緒の時間を共有することが重要なのではなくて、子どもへの強い関心の結果そうなることが望ましいですね。
とはいえ、親の関心が子どもの自尊心に影響するかどうかは、子どもが親は自分に関心を持ってくれていると思うかどうか、という子どもの主観によって決まるので、関心を態度で表すことは大事ですね。
そして、尊重するというのは、子どもを「まだ子どもだから」と思わず、例え子どもでも1人の人間として尊重するということですね。
子どもを自分の思うように管理したり、自分の理想の子どもに育てようとしたりしてはいけないということです。
これはとても難しいことだと思います。
そのつもりがなくても、いつの間にかついそんな感じになってしまうこともあるのではないでしょうか。
子どもの躾をするときにも、1人の人間として尊重できるよう気を付けたいですね。
そして、子どもの態度・行動に対して受容的であるというのは、子どもが例えどんな態度・行動をしても、それでもあなたはあなただよね、と受け入れることです。
頑張っているときにも、悪いことをしてしまったときにも、子どもを大切に、大事に思うということでしょうか。
上手くお話できているかどうか不安ですが、分かりにくかったらすみません。
「そんな子はうちの子じゃない!」
こんなセリフがありますが、私はとても残酷な言葉だと思います。
躾の一環でも行ってはいけない言葉です。
子どもの想いや感情を聞こうともせず、一方的に存在を否定してしかりつける言葉ですね。
これとは逆で、どんなことをしても、あなたはうちの大切な子供だよ、というメッセージを送り続けることが「受容的」だということなんだと思います。
さいごに
さて、長くなりましたが、子どもの自尊心を高めるためには、「関心を持つ」「尊重する」「受容的である」ということが重要だというお話でした。
親を経験したこともない学生が偉そうにお話してしまいましたが、子どもに限らず、大切な人にはこんな風にかかわることができたらいいなと思います。
この記事を書くにあたって、参考にしたのは「セルフ・エスティームの心理学」という本です。
少し古く、また一般向けではなく少し難しい感じもありますが、自信について考えるにはとても参考になりました。
少し小難しいところもあるかもしれませんが、関心のある人は読んでみたら面白いと思います。